WISS2010 改革内容のまとめ

WISS2010プログラム委員長: 後藤 真孝(産総研)

WISS2010運営委員長: 福地 健太郎(明治大)

WISS2010運営委員&プログラム委員

WISS 2010の改革によって目指す目標を明確化

1. インタラクティブシステムの未来の姿を明らかにしていくことで世の中に貢献
2. 「未来の学術会議の姿」を時代に先駆けて示すことで世の中に貢献

WISS 2010の三大改革 + 第四の改革

[改革1] 「未来ビジョン」を書くことを必須とします。

論文末尾に「未来ビジョン」という固定サイズの記入欄をもうけ、そこで「この研究はどういう未来を切り拓くのか」を議論することを全投稿に義務付けます。さらに、登壇発表の最後でも、それを議論することを必須とします。未来ビジョンに何を書くかは自由で、例えば、「こういう未来社会が到来して欲しいから、我々の研究でこう貢献していきたい!」、「主張が大きすぎて本文中では書きにくかったが、この研究は、実はこういう気持ちで研究している」等の思いをアピールできます。

  • 「この研究はどういう未来を切り拓くのか」を議論
  • 論文末尾に「未来ビジョン」という固定サイズの記入欄
[改革2] 評価実験は査読の対象外とします。

我々は評価実験の大切さを知っています。だからこそ、WISS 2011では新たな試みとして、評価実験を査読の対象外とします。これは[改革1] と連動しており、未来ビジョンを議論することを重視し、荒削りであっても新たな未来を切り拓く論文を採択するために、WISS 2011では試験的に、評価実験についての記載の有無は、採否に影響しないことを宣言します。ただし実装は義務づけますので、実装済みであることが判断できる説明を論文中に記して下さい。これは、未来を切り拓く研究の評価は、萌芽的な段階では困難なことが多く、むしろWISSの場で、評価方法を議論してもよいからです。研究を進める上で、また、国際会議や論文誌等に投稿する上では、評価実験の大切さは変わりませんので、WISSの「試み」の意図をくみ取って頂き、評価をないがしろにする風潮を生むことのないよう、ご配慮をお願いします。

  • 評価実験についての記載の有無は、採否に影響しないことを宣言
  • ただし、既に実装済みであることを投稿の必須条件
[改革3] 全員参加型の議論の場を設けます。

全参加者が、積極的に議論に加われる機会を生み出すために、宿泊型の学術会議であるメリットを最大限に生かし、各部屋ごとに、「今回の会議によってどのような新しい未来が切り拓かれたのか」を、議論する時間を設けます(2日目の晩の1時間を予定)。そこでは、各登壇発表の「未来ビジョン」を、各部屋ごとにXY軸を考えて一枚の未来俯瞰図上に位置付け、今回の会議での「未来を感じさせるキーワード群」を決めていきます。最終日の議論セッションで、各部屋の議論結果を1分ずつ登壇発表ができ、様々な考え方を参加者全員で共有できます。

  • 「今回の会議によってどのような新しい未来が切り拓かれたのか」を議論
  • 「未来ビジョン」をXY軸を考えて一枚の未来俯瞰図上に位置付け
  • 今回の会議での「未来を感じさせるキーワード群」を決定
  • 最終日の議論セッションで1分ずつ登壇発表(発表がなく参加暦の浅い若手を優先的に登壇者に指名)
[改革4] 名札改革「ポジションペーパー名札」(三大改革に続く第四の改革)

WISS 2010では初の試みとして、参加者間の交流促進・議論の活性化のために、名札をはがきサイズにして参加者全員が印刷・持参するポジションペーパー風のものを用います。

WISS 2010で導入したその他の改革

すべての登壇発表の外部への動画生中継
WISSチャットのインフラ化と活性化
  • 実績のある On-Air Forum を採用
  • WISS Challenge の対象外とした
  • WISSチャットへtwitterからの転送
    • ただし、WISSチャット内容は外に出さない(会場内のみでの議論も可能に)
  • WISSチャット座長を導入し、WISSチャットの議論を登壇発表の質疑に反映
国際会議で既発表あるいは発表予定の論文も可
  • 元論文は引用
  • そこで記されていない「未来ビジョン」を書く
Last modified: 2011-07-09 Attached files total: 29MB