1996/12/6 北海道新聞より

コンピューターの新技術を続々発表
池田 大学、企業の80人研究会


[池田] 人間とコンピューターとの新たな関係を築く最新技術や 研究成果を発表する「WISS'96」が四日から三日間、町田園ホールで開かれた。
「WISS」は人間とコンピュータとの対話、それに関係するソフトウェアに ついてのワークショップという意味。
全国の大学や情報関連産業のコンピューター研究者で作る日本ソフトウェア科学会 (本部・東京)が三年前から開いており、道内での開催は初めて。 大学や企業で研究に携わる二十代から四十代までの八十人が集まった。 障害者向けに視覚情報なしにシステムを操作する方法や、 ペンを使った文章の高速入力の方法など、 最新の研究成果がビデオプロジェクターなどを使って次々と発表され、 参加者たちは真剣に耳を傾けていた。
五日夜には機器を使いながらのインターネット接続などの実演も行なわれた。