TextAlive:インタラクティブでプログラマブルなKinetic Typography制作環境

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■ 総合点
4
■ 確信度
3
■ 査読コメント
これは,ぜひカラオケ業界に売り込んで欲しい.著者は,この技術を大衆化することに興味があるようだが,普及する順番はともかく,ローコストで魅力的なうごく字幕をつけられるという技術はカラオケ業界などにとっても必要とされているのではなかろうか.

Javaを直接触る部分とGUIとを自在に行き来できる部分も非常に良く出来ている.この部分は字幕以外にも広く応用が利く.

この技術が一般的になるには,Kinetic Typography という言葉のままではよくないので(上では「うごく字幕」と呼んだが)なにか新しい呼び名をつけた方がよい.日本では絵文字の文化が進んでいるので,その次にこのような字幕アニメーションの技術が流行するかもしれない.

一般的に字幕は動画に対して付加するものであるから(つまり動画のない音楽に対する字幕というのはまれ),動画がどのような情報を表示しているか,ということは字幕のデザインにとって非常に重要である.動画を邪魔しない,動画をより効果的に見せる,といったデザインは重要になるだろう.そうなると,やはり動画より字幕が目立つべき対象としてはカラオケが一番合っている気がする.
■ レビューサマリー
システムの完成度,新規性も高い研究である.



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■ 総合点
5
■ 確信度
1
■ 査読コメント
 本論文では,可視と歌声を同期してアニメーション表示させるエディタ
について提案している.本システムは,まず最初に楽曲と歌詞の同期を自
動で解析して対応付け,その後に,再生しながらリアルタイムかつインタ
ラクティブに編集を可能にしています.提案システムのように柔軟かつイ
ンタラクティブ性の高いものは見られず,新規性が高いものと考えます.
加えてシステムの完成度も高いようで,これも評価に値します.
 残念なのは定量的評価がないことですが,それは一般論で,WISSでは
そういう事も認められていますので,ここでは大きな問題では無いと思い
ます。



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■ 総合点
4
■ 確信度
2
■ 査読コメント
一般利用者による動画制作が広がる中で、論文にあるような、楽曲と歌詞表示を同期させたダイナミックな表示は、ニーズも高まっている。その中で、高度な表現を容易に作成可能なエディタを、かなりの完成度で実現している本論文は、高く評価できる。
タイミングの判定による自動生成をしつつ、ユーザには大きく編集の可能性を提供し、しかもGUIとプログラミングによる編集機能をシームレスに提供する点で、今後のコンピュータと人間の創作力の関係性のあり方として理想的なものの1つを提示している。