査読者1
(Primary)レビューサマリ
(Primary)採録時コメント
(Primary)論文誌として必要な改善点
総合点 (1: 強く不採録~6: 強く採録)
確信度 (1: 専門外である~3: 自身の専門分野とマッチしている)
採否理由
改善コメント
査読者2
総合点 (1: 強く不採録~6: 強く採録)
確信度 (1: 専門外である~3: 自身の専門分野とマッチしている)
採否理由
改善コメント
査読者3
総合点 (1: 強く不採録~6: 強く採録)
確信度 (1: 専門外である~3: 自身の専門分野とマッチしている)
採否理由
改善コメント
査読者4
総合点 (1: 強く不採録~6: 強く採録)
確信度 (1: 専門外である~3: 自身の専門分野とマッチしている)
採否理由
改善コメント
査読者全員が着眼点について一定の新規性を確認している.しかし,論文内容は偏光知覚そのものを拡張する研究ではなく「偏光を利用した機能実装」であり,既知の偏光発生の再確認にとどまっている点が懸念されている.
また,実装及び技術妥当性に関しては,Rev91が指摘する通り,偏光カメラやディスプレイを用いず光学的アプローチにこだわる理由や実装に関する議論の不足が指摘されている.
有用性に関しても,複数の査読者から.実験から得られた知見や議論が十分でなく,得られた結果に新規な発見生が乏しいと指摘された.
ただし,提案の内容はWISSで議論するに相応しい論文である,と判断された.
採択にあたり,以下の3点を条件とする.
1.研究の目的とビジョンの整理・明確化
現状の論文では,「人間への偏光知覚能力の付与」という未来ビジョンと「偏光の活用による機能実装(検出・提示)」という実際のゴールが混在している.両者の関係性を整理し,論文中で明確に書き分けること.
2.技術的実装と光学的アプローチの位置づけの明確化
なぜ偏光カメラやディスプレイなどの既存手法を用いず,光学的な回転フィルタ方式を採用したのか,その必然性と技術的意義を明確に説明すること.また,デバイス構成・実装上の工夫について,工学的な説得力を補強する議論を加えること.
3.偏光の見せ方および応用方法に関する議論の拡充
議論章で,偏光箇所が明滅して見える提示方法の妥当性や限界,今後の応用可能性について具体的に論じること.特に,使用感(装着時の印象や見え方の評価)や,今後の偏光情報提示のデザイン指針などを示すことが望ましい.