Contents
- WISS2011プログラム
- 12月1日(木)
- 12:30-13:30 受付
- 13:30-14:30 オープニング
- 14:45-16:05 セッション1「デバイス・センシング」( 座長:塚田 浩二/チャット座長:宮下 芳明 )
- 16:25-17:45 セッション2「閲覧支援」( 座長:伊藤 貴之/チャット座長:橋本 直 )
- 18:30-20:00 夕食(スポンサー紹介)
- 21:00- ナイトセッション
- 12月2日(金)
- 9:00-9:25 デモ/ポスター紹介(26件)
- 9:25-10:45 デモ/ポスターセッション(26件)
- 11:00-12:20 セッション3「入力・創作支援」( 座長:園山 隆輔/チャット座長:江渡 浩一郎 )
- 12:20-13:30 昼食
- 13:30-14:50 セッション4「Web」( 座長:三浦 元喜/チャット座長:岡部 誠 )
- 15:10-16:30 セッション5「コミュニケーション」( 座長:稲見 昌彦/チャット座長:中野 倫靖 )
- 16:45-17:10 翌日のデモ/ポスター紹介(25件)
- 18:00-19:30 夕食
- 19:30-20:30 全員参加型議論
- 20:30- ナイトセッション
- 12月3日(土)
- 9:15-10:35 デモ/ポスターセッション(25件)
- 10:50-11:10 WISS Challenge 総括報告
- 11:10-12:00 全員参加型議論
- 12:10-13:00 クロージング(改革等についての議論、表彰、おわりの挨拶)
- 13:30- エクスカーション(天橋立まで送ります)
プログラム
WISS2011プログラム
- 発表時間は,発表15分+質疑応答5分の合計20分です.(プレゼンを多少短くして質疑応答を増やしても構いません)
12月1日(木)
12:30-13:30 受付
13:30-14:30 オープニング
- 13:30-13:35 プログラム委員長、運営委員長からの挨拶(後藤 真孝, 中村 聡史)
- 13:35-13:40 ネットワーク環境の説明(中村 嘉志)
- 13:40-13:45 チャットの説明(西田 健志)
- 13:45-13:50 動画生中継の説明(稲見 昌彦/坂本 大介)
- 13:50-14:10 WISS Challenge の説明(栗原 一貴)
- 14:10-14:15 今年の改革の説明(後藤 真孝)
- 14:15-14:20 全体議論の手順の説明(二日目晩と三日目の説明)(後藤 真孝)
- 14:20-14:23 表彰の説明(宮下 芳明, 倉本 到)
- 14:23-14:28 デモの説明(塚田 浩二, 竹川 佳成)
- 14:28-14:30 企業スポンサーと委員の紹介(後藤 真孝)
14:45-16:05 セッション1「デバイス・センシング」( 座長:塚田 浩二/チャット座長:宮下 芳明 )
- においに基づくコンテキストアウェアシステムの設計と実装
- 寺田努(神戸大),小林泰貴(神戸大),塚本昌彦(神戸大)
- 匂い処理ってなにかの役に立つのか?
- WrinkleSurface: しわを作って入力できる柔らかいマルチタッチインタフェース
- 坂本侑一郎(筑波大),吉川拓人(筑波大),大江龍人(筑波大),志築文太郎(筑波大),福本雅朗(NTTドコモ),田中二郎(筑波大)
- 論文で示したように我々は今後WrinkleSurfaceを,3次元曲面へと発展させるつもりである.3次元曲面へと発展させた場合,その形状に合わせて新たな入力やアプリケーションが実現されるはずである.曲面の発展例として人型ロボットの肌のセンシングを挙げたが,この例以外にどの様な発展例が考えられるかを議論したい.WrinkleSurfaceの今後の形状,入力,アプリケーションについて幅広く議論することで,本研究の方向性を定めたい.
- PINOKY:ぬいぐるみを駆動するリング型のデバイス
- 杉浦裕太(慶応大学 / JST),LeeCalista(慶大),尾形正泰(慶大/JST),牧野泰才(慶大),坂本大介(東大/JST ERATO),稲見昌彦(慶應大),五十嵐健夫(東大)
- 議論のポイントは以下の5つです.
・ユーザが既に所有しているモノをコンピュータシステムに取り込む試み
・日用品と調和するセンサやアクチュエータのデザイン
・日用品の素材や形状,機能を活かしたアプリケーション
・ぬいぐるみやクッションのような柔らかいインタフェースの可能性
・PINOKYを使った新しい遊び方
- ニンジャトラック:形状と柔軟性が変化する構造体をもちいたインタラクション技法
- 勝本雄一朗(シンガポール国立大学),徳久悟(慶大),稲蔭正彦(慶大)
- より優れた構造体を作るためのアイデア,アプリケーションへのコメント,次なるPhase Transition-ish Apparatus(相転移的装置)を生み出すための創発的なディスカッションを希望する.
16:25-17:45 セッション2「閲覧支援」( 座長:伊藤 貴之/チャット座長:橋本 直 )
- 動画の極限的な高速鑑賞のためのシステムの開発と評価
- 栗原一貴(産総研)
- 生身の人間の情報処理能力の向上を支援する技術の未来について議論したい.今日では個人に膨大な情報処理が要求されており,我々は必然として計算機や集合知に肩代わりさせるわけだが,どうしても自分でやりたい,という一線が人間にはあるように思う.「物語の要約」はその一線と技術の関わりを考える上で良い事例である.別の事例がある,そのような一線などない,現代では無意味な問題提起だ,等の多様な立場からも参加を望む.
- 物語の要約を支援するインターフェース
- 田中翔太郎(電通大),岡部誠(電気通信大学 / JST PRESTO),尾内理紀夫(電通大)
- 我々の知る限り,人間が正しい要約を作成する作業を手伝うようなインタフェースは今までに存在しなかった.そこで,テキスト処理とインタフェースという今までにあまりなかった組み合わせについて意見を交換したい.また,システムとユーザが対話しながら重要な文を抽出することで,より自然な要約を作成することができた.将来的にどのような機能を追加すれば,システムの完成度や実用性が向上するのか議論を深めたい.
- ネタバレを見ずにレビュー文を閲覧できるシステムの開発
- 池田郁(阪大),土方嘉徳(阪大),岩井秀成(阪大),西田正吾(阪大)
- あらすじ発見は,自然言語処理の分野でも取り上げられたことのないチャレンジングな課題である.しかし,問題の難しさから,より確実にあらすじを隠そうとすると,それ以外の重要な記述も隠してしまうことになり,トレードオフの問題がある.このような問題を含みつつも,挑戦し続ける価値のある課題なのかどうかを議論したい.また,そもそもネタバレとは何なのか?あらすじらしさの高いものはネタバレになるのか?についても議論したい.
- 構造を持つ時系列情報に関する3次元可視化フレームワーク
- 伊藤正彦(東大),豊田正史(東大),喜連川優(東大)
- 未来ビジョンで『「超巨大」でかつ「リアルタイム」なデータやそれらに対する解析結果に対して,「連携統合」を行い分析』とあげた.今後訪れる超可観測な世界において,どのような「可視化システムを通した時間変化を伴う構造データ間連携」が考えられるのか,その可能性を議論したい.フレームワークを用いた具体的な応用システムは何か?それにより調査を行うには何が不足か?フレームワークとしてはさらに何が求められるのか?
18:30-20:00 夕食(スポンサー紹介)
21:00- ナイトセッション
12月2日(金)
9:00-9:25 デモ/ポスター紹介(26件)
11:00-12:20 セッション3「入力・創作支援」( 座長:園山 隆輔/チャット座長:江渡 浩一郎 )
- インタラクティブなビーズデザインと制作支援
- 五十嵐悠紀(筑波大/JSPS),五十嵐健夫(東大/JST ERATO),三谷純(筑波大/JST ERATO)
- これまで手芸分野におけるものづくりの支援を行ってきた。他の手芸作品・工芸作品でインタラクションデザインやアルゴリズムデザインの観点から面白い研究テーマになりそうな題材がないか議論したい。
- 数式の予測入力インタフェースの開発
- 堀江圭介(阪大),土方嘉徳(阪大),西田正吾(阪大)
- 我々のシステムでは,自然言語の予測入力に倣い,なるべくキーボードのみを用いて数式を入力できるようにしている.このような入力スタイルが,構造を有するデータの入力においても適しているのかどうか議論できればと考えている.また,予測精度以外に,どのようにユーザの使い勝手を評価するのかについて議論できればと考えている.
- 絵楽器の設計段階におけるプロトタイピング支援システムの設計と実装
- 竹川佳成(神大),福司謙一郎(東工大),Machover Tod(MIT Media Lab),寺田努(神戸大),塚本昌彦(神戸大)
- 本研究ではさまざまなマッピング方法を提案しておりその有用性や,より直観的なマッピング方法について議論したい.また,センサやスイッチなど既存の入力インタフェースに加え,導電性インクという柔軟な入力インタフェースの利用から見える新たな楽器のデザインや楽器と人との関わり方について議論したい.
- スイッチバックカーソル:重なりあったウィンドウ間を移動可能なマウスカーソル操作手法
- 山中祥太(明治大),宮下芳明(明治大/JST)
- UIの研究における次の問題点ついて,問題意識を共有し,議論を深めたい.
【1.問題を発見する難しさ】
人間側が慣れてしまい,不便だと感じなくなってしまったUIは,問題点に気付くことすら難しい場合がある.いかにして問題を発見すればよいか.
【2.解決方法を発見する難しさ】
解決方法を考案すること自体が難しく,その上適切な方法を選択できるとも限らない.シンプルで有効な解決方法を見つけるにはどうすればよいか.
12:20-13:30 昼食
13:30-14:50 セッション4「Web」( 座長:三浦 元喜/チャット座長:岡部 誠 )
- Gorotte:情報の消費者ではなく生産者になるための試み
- 大坪五郎((株)ネクスト)
- 本研究は、インターネット及び携帯情報端末の普及により、受動的な情報の消費者に堕しているユーザを情報の生産者にすることを狙って行った。しかし以下のような議論が在り得ると考えている。
・情報の消費者であることの何が悪いのか。
・ツールの有無に関係なくほとんどのユーザは情報を生産しない。
・情報生産の方法として適当ではない。
こうした点について意見をいただければと思う。
- 視聴者の反応に基づく動画検索および推薦システムの提案
- 佃洸摂(京大),中村聡史(京都大学),田中克己(京大)
- 議論を希望する点は以下の2点である.1点目は,動画にはスポーツやアニメ,音楽のPVやMMDなど様々なジャンルがあるが,どういったジャンルの動画に対して提案したシステムを使いたいと思うかという点である.2点目は,動画の再生時刻に同期したコメントを検索や推薦に利用する際に,人物の活躍パターンと印象情報以外にどういった情報を抽出して活かせそうかという点である.
- smoon: Webの実体化による行動支援とその試作
- 渡邊恵太(JST),佐藤彩夏(お茶の水女子大),松田聖大(JST),稲見昌彦(慶應大),五十嵐健夫(東大)
- Webのデータが実世界に対して直接的でないことが問題である点を議論し,いかに日常の問題に直接的に適用できるか,WebとHCIの未来を議論したい.そして,そのようなWebのデータを利用した自動化が進んだ状況での,創造性とは何かも議論のポイントである.今回はその例としてsmoonを紹介し議論したい.
- DataWikiを活用した社会的アプリケーションの構築
- 江渡浩一郎(産総研),濱崎雅弘(産総研),沢田洋平(産総研)
- 筆者は8年に渡ってWikiの研究を行ってきた.その基本方針は「全てをWiki化する」である.本研究はプログラミングをWiki化するための最初の一歩になると考えている.Wikiはそのシンプルな原理ゆえに,ツールとしては広く使われているものの,技術や研究的側面からの議論は十分になされていない.本発表では提案手法に関する議論だけでなく,全てをWiki化することの可能性について,皆さんと議論をしたい.
15:10-16:30 セッション5「コミュニケーション」( 座長:稲見 昌彦/チャット座長:中野 倫靖 )
- 笑顔は人を幸せにするのか?笑顔促進支援システム
- 辻田眸(東京大学),暦本純一(東京大学/ソニーCSL)
- 高齢化社会が進む中で,どのようにお年寄りのヘルスケアを支援していくべきかが,HCI分野でも大きなトピックになるだろう. 我々は,薬だけに頼るのではなく,自己意識の向上による健康・身体管理が1つの解決策になるのではないかと考えている.その具体例として,笑顔形成の促進が感情状態の向上,ゆくゆくは健康状態の向上に効果があるのではないかと思い,「HappinessCounter」を提案した. WISSではこのような点も含めて議論したい.
- Sharedo: To-doリストによる人-ロボット間のタスク共有
- 加藤淳(東大/JSPS),坂本大介(東大/JST ERATO),五十嵐健夫(東大)
- ロボット用ユーザインタフェースの研究は,見た目の派手さから常にハードウェアの実装に目が行きがちであるが,UIの研究として見たとき重要なのはソフトウェアの部分であると考えている.本研究はAmazonのWeb APIを利用したサービスを「ロボット」扱いしているが,これが妥当かどうか,ひいては実世界タスクを指示するUI研究においてロボットの実装がどこまで(人が指示に従って動ける情報量があればOK?プロトタイプが動けばOK?常にうまくいかないとだめ?)必要なのかを議論したい.
- 身体性を考慮した着ぐるみ装着者支援システム
- 岡崎辰彦(神戸大),寺田努(神戸大),塚本昌彦(神戸大)
- 将来は,人が中に乗り込む形でのパワードスーツや,宇宙服,さらには巨大人型ロボットの中でユーザがシステムを操作するような環境が実現すると考えている.そのようなとき,中にいる操作者がいかに自然にシステムを制御できるかが大事になるが,提案する着ぐるみ装着者システムはそのような目的に使えるのではないか.また,そのような応用を考えたときに,現在はどのような機能に注力するべきかを議論したい.
- 文の構造を明示的に指定・表示することによる異言語間コミュニケーション
- 五十嵐健夫(東大)
- 提案する手法が異言語間コミュニケーションどの程度役に立ちそうか、意見を伺いたい。さらに、自然言語のもつ構造を視覚的に提示したり編集したりする、という考え方そのもののもつ可能性についても議論したい。
16:45-17:10 翌日のデモ/ポスター紹介(25件)
18:00-19:30 夕食
19:30-20:30 全員参加型議論
20:30- ナイトセッション
12月3日(土)
10:50-11:10 WISS Challenge 総括報告
11:10-12:00 全員参加型議論
12:10-13:00 クロージング(改革等についての議論、表彰、おわりの挨拶)
13:30- エクスカーション(天橋立まで送ります)